「辻井重男セキュリティ学生論文賞」
日本セキュリティ・マネジメント学会
情報セキュリティ大学院大学
「辻井重男セキュリティ学生論文賞」(以下「辻井賞」と記す)は、情報セキュリティ総合科学の発展に多大な貢献をされ、日本セキュリティ・マネジメント学会の会長、あるいは情報セキュリティ大学院大学の学長として大きな足跡を残してこられました辻井重男先生から、「将来の情報セキュリティ人材育成の為に」との熱い想いと共にいただきました寄付を原資に、日本セキュリティ・マネジメント学会(以下、JSSM)と情報セキュリティ大学院大学(以下、IISEC)とが共同で運営する、学生を対象とした論文賞です。
辻井賞は、2008年11月20日に発表され、今回が4回目の募集です。大学院生のみならず、学部生からの応募も歓迎します。情報セキュリティ総合科学という非常に裾野の広い学問領域に取り組んでおられる学生諸君の、辻井賞への積極的な挑戦を期待いたします。
記
1.辻井賞の主旨
「辻井重男セキュリティ学生論文賞」は、情報セキュリティ総合科学の発展に長年取り組んでこられた辻井重男先生の情報セキュリティ確立への熱い思いを、次の時代を担う学生諸君に伝え、これからのセキュリティ分野の発展に資する論文を見出し、もって学生諸君の奮起をうながすことを主旨として、辻井重男先生からいただいた寄付を原資として運営する賞です。
2.辻井賞の内容
辻井賞には、次の二つの賞を設け、辻井賞として共通の枠組みで運営しますが、それぞれの賞の受付や審査、表彰はそれぞれ個別の体制で行われます。
― セキュリティマネジメント学生賞
― 情報セキュリティ学生賞
セキュリティマネジメント学生賞はJSSMが、情報セキュリティ学生賞はIISECが運営します。
1)辻井賞共通の枠組み
応募先:日本セキュリティ・マネジメント学会 事務局内 辻井賞運営事務局
〒169-0073 東京都新宿区百人町1-20-3 バラードハイム703
TEL 03-3371-5183、 FAX 03-3371-5185
E-MAIL office@jssm.net
本件に関する問い合わせもこちらにお願いいたします。
募集期間:毎年11月中旬から翌年1月上旬(詳しくは当該年度の募集要項を参照ください)
応募様式:募集要項の「応募/推薦用紙」を添付して応募していただきます
論文は、既発表論文を除き、原則としてJSSM投稿規程に沿ったものとします。
賞状及び賞金:各賞の受賞者には賞状と賞金(10万円)を贈呈します。受賞の適格者がいない場合は、次点を最大2名選定し奨励賞として賞状と賞金(5万円)を授与することがあります。
応募者資格:主筆者が論文執筆時点で学生(学部生、大学院生を含む)であること。JSSMの会員であるとかIISECの学生であるなどの制限はありません。年齢や所属校は問わず、海外からの応募も可とします。また、応募者以外の方(例えば指導教官など)からの他薦も歓迎します。
応募論文:二つの賞の目的に即した論文で、未発表のものもしくは募集開始の日から過去3年以内に発表した論文で、かつ辻井重男セキュリティ学生論文賞の両賞にこれまでに未応募のものとします。英文論文でもかまいません。
受賞論文の取り扱い:「セキュリティマネジメント学生賞」を受賞した論文は、日本セキュリティ・マネジメント学会の学会誌に掲載します。未発表の論文が受賞の場合は、応募者がJSSM会員でない場合でもJSSM学会誌に辻井賞受賞論文として掲載し、その受賞論文についての取り扱い(出版権等)はJSSM投稿規程によるものとします。受賞論文が既発表の論文の場合は、受賞者に学会誌掲載用の概要文を作成いただき、JSSM学会誌に掲載します。概要文は2ページ程度とし、様式はJSSM投稿規程によります。受賞が決定した時点で、他の学会等に投稿中の論文の取り扱いについては、応募者と相談の上、上記のいずれかの方法を選択するものとします。また、受賞に至らなかった論文は、その後他の学会等に出すなどの取り扱いに制約は設けません。
2)各賞個別の運営体制
セキュリティマネジメント学生賞 |
情報セキュリティ学生賞 |
運営:JSSM |
運営:IISEC |
論文審査体制:JSSM辻井賞 セキュリティマネジメント学生賞審査委員会 |
論文審査体制:情報セキュリティ学生賞審査委員会 |
対象分野:情報にかかわらず広く世の中のセキュリティ・マネジメントにかかわる論文 |
対象分野:情報セキュリティにかかわる論文で、暗号数理やシステム技術から法制やガバナンスなど幅広いものを対象とする |
表彰式:毎年2月下旬に開催する「JSSMセキュリティ公開討論会」にて表彰する |
表彰式:3月上旬、情報セキュリティ文化賞の表彰とあわせて行う |
二つの賞の対象分野にはかなりオーバーラップする部分がありますが、両方に応募することはできません。応募者または推薦者は、どちらか一方を選択して応募してください。また、二つの賞の審査委員会は個別に運営することになりますが、それぞれの審査委員会にお互いに代表委員を出し合うことで、賞の一体性の確保に努めます。
以 上