日本セキュリティマネジメント学会

2011 年5月

会員各位

日本セキュリティ・マネジメント学会

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　会　長　　　　　佐々木良一

大会実行委員長　淺井　達雄

このたびの東日本大震災により被害を受けられた皆さまには心からお見舞いを申し上げます。

今回の震災では、地震動だけでなくそれに伴って発生した津波とさらにそれによる原子力発電所の事故が多くの課題を認識させることになりました。その中には危機管理における情報公開の在り方、サプライ・チェーン・マネジメントの脆弱性、事業継続計画の有効性などについても課題が指摘されています。今回の大会ではこのような時のテーマを含めた内容としました。

一方、この１年足らずの間に、尖閣諸島中国漁船衝突映像流出事件やアメリカ外交公電ウィキリークス流出事件などアクセス権限を有する内部者による情報漏えい事件が相次いで発生しました。今回の大会はこのような社会的傾向をとらえて、統一論題を「知る権利とセキュリティ・マネジメント」としました。

基調講演には、情報セキュリティ大学院大学学長である林紘一郎氏を迎え、「知る権利とセキュリティ・マネジメント：ウィキリークス・個人データ・メディアの責任」と題して講演して頂きます。特別講演には、慶応義塾大学教授小川克彦氏による「つながり進化論－ソーシャルメディアはなぜ流行るのか」を予定しています。

今回の全国大会は本学会発足25周年にあたりいくつかの新しい試みに挑戦しています。

１）一般市民が無料で自由に参加できる公開トラック（基調講演、特別講演を含む2日間コース）の設置、

２）週末の2日間にわたっての開催、

３）25周年記念事業の一つである「社会への提言」の発表

まさに、「多彩な研究者、実務家が集い、互いの専門性を尊重しつつ、刺激しあい、新たな理論や方法論を発展させ、社会に貢献する。」という本学会の使命をより鮮明にうち出した企画となっています。

このような学際的でかつ業際的な本学会のメリットを活かした有意義な大会と致したく、是非とも、関係の方々にもお声をお掛けいただき、開かれた学会に相応しく、多数の方々のご参加をお願い申し上げ、ここに謹んでご案内申し上げます。

参加費

		大会参加費	懇親会費
会員（正会員・賛助会員）	事前(振込)支払	4,000円	5,000円
会員（正会員・賛助会員）	当日支払	5,000円	6,000円
非会員	事前(振込)支払	5,000円	5,000円
非会員	当日支払	6,000円	6,000円

＊送金された参加費は、理由の如何を問わず返却致しませんが、
大会ご欠席の場合には、後日「発表要旨」を１部お送り致します。

参加申込の方法

・ご参加者の氏名、会員・非会員の区別、所属機関名、連絡先御住所・電話番号、メールアドレスを、
メール、FAX、または郵便で大会実行委員会までご連絡ください。

　　　メール：jssm25confp@jssm.net ＦＡＸ：03-3371-5185

　　　郵　便：〒169-0073 東京都新宿区百人町1-20-3 バラードハイム703

　　　　　　　日本セキュリティ・マネジメント学会第25国全国大会実行委員会事務局

・郵便振替用紙に必要事項を記入し、６月１7日（金）までにお振込みください。お振込みをもって参加申込とさせていただきます。6月18日以後は、当日支払(申込み)扱いとなりますので、お早めにお振込み下さい。

・郵便振替用紙がお手許にない場合には下記口座へお振込みください。

口座番号　00160－1－262809　加入者名　日本セキュリティ・マネジメント学会

・銀行振込の場合には、下記口座へお振込みください。

口座番号　三井住友銀行神田支店普通預金2403456 口座名　日本セキュリティ・マネジメント学会

・2名以上の参加費を一括送金される場合は、必ず参加者全員のご芳名を上記にお知らせください。

URL：大会用ホームページ（http://jssm25.nut-kslab.net/）、学会ホームページ(http://www.jssm.net/)

※宿泊の申込みなどはこちらをご覧ください。

日本セキュリティ・マネジメント学会　第２５回全国大会プログラム

＜統一テーマ＞「知る権利とセキュリティ・マネジメント」　

６月２５日　（土）
11:45～			受　付　開　始　（講義棟　２階）
12:15～ 12:55			理　事　会（E 講義室）
移　動
13:00～ 13:40	会員総会　　　　　　　　　　　　　　（マルチメディアシステムセンター）
13:45～　 13:50	開催校挨拶　　　　　大会実行委員長淺井達雄（マルチメディアシステムセンター）
13:50～　 13:55	歓迎挨拶　　　　　長岡技術科学大学学長　　　　　新原　一（マルチメディアシステムセンター）
13:55～　　14:05	会長挨拶　　　　　　　会長　　　　　　　佐々木　良一（マルチメディアシステムセンター）
14:10～ 15:10	基調講演　　　　　　林　紘一郎（情報セキュリティ大学院大学学長）司会：淺井達雄『知る権利とセキュリティ・マネジメント：ウイキリークス・個人データ・メディアの責任』　　（マルチメディアシステムセンター）
場所	209(Track A)	208(Track B)		207(Track C)	マルチメディアシステムセンター (公開Track)
15:15～　　　15:50	『ITリスク研究の状況と今後の展開（仮）』千葉寛之（日立製作所）	『FISC安全対策基準の改訂について(仮)』鈴田信（FISC）		『秘匿分散計算技術(仮)』藤田　亮（中央大学研究開発機構）	『労働者の個人情報保護のありかた』小林健(株式会社OSK)
15:55～　　　16:30	『ISMS認証取得組織のアンケート調査からみる現状と課題』星　智恵（ビジネスアシュアランス株式会社）	『浅間山と潜在的なリスク』アンドリュー　ジョーンズ（プライムコミュニーケーションズ）（日本語）		『食品のセキュリティマネジメント』王　子（大阪工業大学大学院）　能勢豊一（大阪工業大学）	『IDに関する新潮流と国民ID制度に関する考察』　山崎文明(ビジネスアシュアランス株式会社)
16:35～　　　17:10	『東日本大震災における金融機関でのBCPの実際』堀越繁明（みずほ証券）	『「レベル７」なのは「危機管理」』岡安邦男　（伊藤忠テクノソリューションズ）		『先手管理とシミュレーション』河村泰典（河村加工（株））　浅見登（NETS)　能勢豊一（大阪工業大学）	『境を超えるＩＴ統制への国際的取り組み（仮）』清水恵子(コンシスト)
17:20～	大　学　出　発
18:15～	懇　親　会　（寺泊）
６月２６日　（日）
8:45～	寺　泊　出　発
場所	209(Track A)	208(Track B)		207(Track C)	マルチメディアシステムセンター (公開Track)
10:15～　　　10:50	『被災地企業被害のサプライチェーンを介した国内外への波及』渡辺研司（名古屋工業大学）	『計画停電:海外での運用』川口　元（キヤノンマーケティングジャパン）		『災害緊急事態の概念とスムーズな適用』林紘一郎（情報セキュリティ大学院大学）	『循環型社会の実現に向けて「農山村の自立再生」』岡田政紀（T＆B）
10:55～　　　11:30	『クラウドコンピューティング環境に適したセキュリティ状態定量化手法の提案』　甲斐　賢（日立製作所）	『クラウド・スマートフォン・震災・・・時代のキーワードから見る情報犯罪の考察』萩原栄幸（情報セキュリティー相談センター）		『インターネットサービスにおける個人情報の目的外利用・提供に関する考察』　永野一郎（情報セキュリティ大学院大学）	『事故･トラブルの防止に向けて「組織の健康診断」の展開』大内　功（グリーン＆セーフティ鎌倉事務所）
11:35～　　　12:10	『情報セキュリティ会計の提案(仮)』清水恵子(公認会計士)	『社会的合意形成支援システムSocial-MRCにおける関与者意見の要約・抽出方式（仮）』増田英孝（東京電機大学）		『共通番号制度における第三者機関の機能について』高梨　智治（情報セキュリティ大学院大学）	『ネット徘徊老人(仮)』伊東寛（LAC）
12:10～　　　13:15	昼　休　み　（６５分）
13:15～　　　14:15	特別講演　　　　　　　　小川　克彦　氏（慶應義塾大学教授）　　　　　　　　　　　　　　司会：副会長　飯塚久夫『つながり進化論－ソーシャルメディアはなぜ流行るのか』　（マルチメディアシステムセンター）
14:20～　　　14:50	25周年記念事業　理事会からの提言案　発表　　　　　　　副会長　大木栄二郎　（マルチメディアシステムセンター）
15:00	閉会の挨拶　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　副会長　能勢　豊一

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